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一生思春期。

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しおおむすびと豚汁 19:11

 

ふるさとのお米も美味しいけれど、

日本海の冷たい風に耐えて実ったお米は、また格別。

 

もっちり。

むっちり。

つぶつぶ。

ぎゅっ。

 

あぁ。

どうして、こんなに美しいのか。

あぁ。

どうして、こんなに美味しいにでしょう。

 

即興で作った豚汁は、ごぼうもこんにゃくも欠席だけど、

こんなにもパーフェクトなお米のお供なら、十二分◎

 

お腹も心も満たされて、

あぁ。日本人で良かった。

 

 

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初デート。 14:16

 

セーターの

ほころびに咲く

赤もみじ

 

 

まなみちゃんは今日、初めてのデート。

お相手は、もちろんタケ坊。

小学校の頃からずっと好きだったんだもんね。

あの頃は自転車で走り回った、馴染みの山

今日はどうして、息があがる。

 

にぎった5つのおむすび。

3つはタケ坊の。

水筒には熱ーいほうじ茶。

タケ坊の好きな茶色のお茶。

ジャンパーを脱いで、待つんだ。

だって、タケ坊の好きな白いセーターを着てきたんだもん。

小学校の頃から着てる、おばあちゃんの編んでくれたセーター。

 

あ。どうしよう。

セーターの裾が、ほころんでる。

どうしよう。どうしよう。タケ坊、来ちゃうよ。

ジャンパー着ちゃおうかな。どうしよう。タケ坊、来ちゃうよ。

 

すると。

ふわりと、風が吹いた。

 

まなみちゃんのセーターに、もみじが、そっと張り付いた。

ちょうど、あの、ほころびに。

 

タケ坊が来たよ。

 

「タケ坊!こっち!」

 

セーターのもみじも

まなみちゃんのほっぺも、真っ赤っ赤。

 

ちゃんちゃん。

 

 

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変わらない、新しい季節 16:51

 

太陽とか月とか雲とか風とか

時間とか、命とか。

人の心とか。

 

私たちには、どうやっても操れないものがこの世界には沢山あって。

時に泣かされたり、

時に自責から抜け出せなくなったり。

 

だからこそ、どうにかしてそれを操れはしないかと

私たちは誰もが大なり小なり頭を抱えて。

研究したり、学んだり。

そうして、少しでも叶えられた日には

それじゃあ、明日も。次も。あれも。それも。

 

人は自分の力に、貪欲で、

人は進化に飽きることがない。

 

 

だけども、こうして

決して変わらない、決して操れないものに、

飽きることなく

心が満たされるのも、確かなこと。

 

良くも悪くも変わっていく、変えていく世の中で

変わらない物事に、しあわせを感じるのも確かなこと。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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片想い 15:19

 

数々のトラップをかわして、なんとかかんとか穏やかに終える一日。

 

見上げた夜空にお礼を伝えずにはいられない。

「お月さま、今日も一日ありがとう。」

だけど、お月さまにはこちらのことなど、つゆ知らず。

サンゴの産卵でも見守っているに違いない。

いいんです。それでも。

 

隣には警戒心を失くした犬。

当たり前でもないのに、まるで当たり前のように。

「ありがとう。大好きだよ。」

だけど、犬にはこちらのことなど、つゆ知らず。

ネコと友達になる夢でも見ているに違いない。

いいんです。それでも。

 

いいんです。片想いで。

それでも、いつものように月があって。

いつものように犬が元気でいてくれたなら。

それが何よりものご褒美。

 

 

いくつものトラップは、私の中にある。

トラップを仕掛けたのは、昨日の弱い自分に違いない。

今日の私は、昨日の私に勝ったんだ。

ざまあみろ。

よくやった。

祝杯のビールをぐびっと飲み込んだら

月はさっきより、輝いた。

 

明日は、今日の自分にお礼が言えますように。

 

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落花生と母。 16:31

 

初めて植えた落花生。

根付いて、一安心。花が咲いて、一安心。

 

もう、いいかなぁ。

ほんとうに、出来てるのかなぁ。

根元を、その辺に落ちてる枝でちょこちょこつついて。

 

ぽろっと、見えた小さな房に大歓声。

落花生が生まれたよ!

 

「生まれた」なんて言葉を使うのは、その名前のせいだけじゃない。

土の中、ぽろぽろぷくぷくとそだった姿は、なんだかじゃがいもとも違う

まるで赤ちゃんみたいで、「生まれた」がとっても似合う。

 

黄色い花の「お母さん」が、落ちて、そこから新しい房の「こども」が生まれるんだとか。

だから、落花生。

 

そんな偉大な母の愛に感動した翌日、

田舎の本物の母親からおこわが届いた。

 

すっかり秋に染まった田舎から

台風一過で真夏に戻された東京に

届いた「それ」は、とうに腐敗が始まっていて

それでも簡単にゴミ箱には入れられない。

 

たとえ、腐っていようが。

臭っていようが、糸をひいていようが、たとえ、口にできなくとも。

腐っても、愛。

 

粘ついた、糸をひくおこわに、妙に母の強さを感じて

ゆであがった落花生に妙な親近感を覚えた。

 

 

 

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網戸 16:18

 

何を恐れているんだろう。

 

太陽はこんなにも裸で

浴びたい光は、この体一つでは有り余るほどなのに。

網戸で覆われたみたいに、何もはっきりと見えない。

いや、拒んでいる。

 

見たい現実と、見たくない現実。

嘘であってほしい不安と信じたい未来。

 

本当のことなんて、知りたくないんだ。

 

それなら、この眩しい空は要らない?

それなら、この網戸は永遠に開かない?

 

ほんとうは本当のことが知りたい。

 

それで、前に進めなくなっても?

それで、この網戸は永遠に開かなくなっても?

 

何を恐れているんだろう。

 

網戸が開くことが怖い。

網戸が永遠に開かないことが怖い。

 

見たい現実だけを見ていればいいじゃないか。

 

そうなんだ。そうなんだけど。

 

 

 

 

 

小さな網目の中から青空を除くのが

今はちょっと疲れてしまっただけ。

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ちゃんと。 15:32

 

 

図るのは好き。測るのは嫌い。

お針子仕事は好きだけど、裁縫は苦手。

 

思い描いたゴールに向かって、レッツゴー。

はりきり跳び出したは良いけれど、いざ目の前に待ち受けるは無数のハードル。

嫌いな定規。嫌いなチャコペン。嫌いなミシン。

大嫌いな、精密がものを言う作業。

そういうものを、なんとか

好きな針と好きな糸と好きなアイロン、それから最終兵器の適当力で

なんとか、どうしてやり過ごす。

よしっと飛び越えられたハードルもあれば

何度も戻っては何度も倒し、ようやく飛び越えたハードルもあれば

倒したことに気づかないフリして、走り逃げたハードルもある。

 

やんなっちゃうよ。

「ちゃんとしたもの」っていうのは。

それでもやっぱり。

思い描いたゴールには「ちゃんと」向かって行きたい。

溜息ばかりでも。

子供みたいに泣きたくなっても。

思い描いたわくわくしたものを「ちゃんと」叶えたい。

「ちゃんとしたもの」は出来なくても

「ちゃんと」伝えたいんだ。

 

 

人生、時には

望んだものを手に入れる為には

望まない道も通らねばならない。んだな。

 

わたくしも大人になりましたよ。おほほ。

 

 

 

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芋裁判。 14:18

 

はい。

放置したのは私です。

はい。

芽を伸ばす嘆きの声を、耳に入れなかったのは私です。

はい。

食べられるものを食べられなくしたのは、全て私の責任です。

 

 

下された判決は有罪。

執行猶予4か月。

天の裁判長はおっしゃった。

 

その後悔を忘れるな。それが君への一番の罰。

芋っこ達には数か月の救いの道を与えよう。それは君へではない間違えるなよ。

 

ははー。仰せのとおりに。

 

 

土の中に埋めたのは、葬ったのではなく

救いの道を信じたからこそ。

お芋っこの永遠なる命を信じて。

そうして、4か月。

 

産めよ、増やせよ、地に満ちて。

そんな裁判長のお言葉通り、

優秀なる芋っこ達は見事に土の中から命を再生。

ありがたや、お芋っこ。

ありがたや、天なる裁判長。

ひれ伏してお礼を申し上げます。

 

 

まったく、自然界はすごい。

恩を仇で返す。その反対語は何だろう?

恥を誉で返す?

垂れた頭は胴上げで戻される?

 

こちらの後悔など知ってか知らずか

いやいや、知ったこっちゃないに違いはないんだろうけど。

植物の命の強いことなんの

それを操るお空の巧みなことなんの。

ちっぽけな私は

汗をぶったらし

爪の中にいっぱいに土を入れて

ただただ、救いの道を探るべく

ただただ、いもをほる。

 

 

 

 

 

 

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ドクダミ茶。 15:35

 

もう今となっては、「昔」と言っても誰も否定しない歳になってしまったけど。

 

私のアレに悩まされた時代は長かった。

小学生の、まだ誰もアレの恐ろしさを知らない頃から

私には悩みの種となり、それは私の十代を共に生きた。

 

初めはぷつり、ぷつり。

消えては生まれ消えては生まれ

いくつかは大きく肥大して

その内、消える速度よりも、生まれる速度の方が勝って

大げさではなく、事実、顔中を

もっと酷い時には首にまで。

 

私の酷いニキビ面は、私からもはや顔に皮膚があることを忘れさせた。

触るのは洗顔するとき。薬を塗るとき。吹き出す油を拭うとき。

ボツボツ、凸凹としたニキビの群生地が、私の「顔」だった。

 

勿論、他人がそれを見て黙ってることもなく、

ましてや誰もがツルツルの小学生の頃なんて、同級生にまじりそのPTAからも

随分と嫌な言葉を浴びせられた。

 

 

まったく、嫌な時代だった。

 

でも、今は不思議と、あの頃のことを思い出すのは苦しくない。

 

思い出すのは、

自分の遺伝のせいだと罪悪感にかられ

薬局を巡り、相談してはあれやこれやと試してくれた母の気持ち。

時間と交通費をかけて病院に通ってくれた家族の姿。

ゴミ拾いの校庭、みんなが意地悪をする中で、そっと何もなかったかのように接してくれた友達。

そうして、おばあちゃんが飲ませてくれたドクダミ茶。

 

有難いことに、一番の特効薬の「時の経過」が私のところにも効き目を現し、

今では決して、嘘でもキレイとは言えないながら

いつの間にか一人前に撫でられる皮膚が「私の顔」になった。

赤ら顔だろうと、毛穴が大きかろうと、シミが進出しようと

私にとっては、あの頃の自分にすれば、自慢の「ヒフ」。

時々できるアレは、もはや「ニキビ」とは言えないらしい、「吹き出物」。

 

 

あの頃の私に、今の私から

有難うの思い出を詰め込んで

あの頃の私から、今の私に

大丈夫の期待を込めて

うん十年後のドクダミ茶作り。

 

 

 

 

 

 

 

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丘の上のポピー。 17:54

 

辛いことがあったなら

いつでも、来ていいんだよ。

 

淋しさに押し潰されそうになったなら

いつでも、来ていいんだよ。

 

慰めといたわりに満ちたアナタは

そんな風に言ってくれたけど。

 

やっぱりアナタとは

笑って会いたいよ。

 

アナタに会いたいから

辛いことは

淋しい時には

ぐっと待つことが出来る。

すべてが過ぎ去って

アナタに会える日を、待つことが出来る。

 

アナタの群生して、風に揺れる姿に

また来年、

両手を広げて会いに行こう。

 

 

 

 

 

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