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一生思春期。

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ドクダミ茶。 15:35

 

もう今となっては、「昔」と言っても誰も否定しない歳になってしまったけど。

 

私のアレに悩まされた時代は長かった。

小学生の、まだ誰もアレの恐ろしさを知らない頃から

私には悩みの種となり、それは私の十代を共に生きた。

 

初めはぷつり、ぷつり。

消えては生まれ消えては生まれ

いくつかは大きく肥大して

その内、消える速度よりも、生まれる速度の方が勝って

大げさではなく、事実、顔中を

もっと酷い時には首にまで。

 

私の酷いニキビ面は、私からもはや顔に皮膚があることを忘れさせた。

触るのは洗顔するとき。薬を塗るとき。吹き出す油を拭うとき。

ボツボツ、凸凹としたニキビの群生地が、私の「顔」だった。

 

勿論、他人がそれを見て黙ってることもなく、

ましてや誰もがツルツルの小学生の頃なんて、同級生にまじりそのPTAからも

随分と嫌な言葉を浴びせられた。

 

 

まったく、嫌な時代だった。

 

でも、今は不思議と、あの頃のことを思い出すのは苦しくない。

 

思い出すのは、

自分の遺伝のせいだと罪悪感にかられ

薬局を巡り、相談してはあれやこれやと試してくれた母の気持ち。

時間と交通費をかけて病院に通ってくれた家族の姿。

ゴミ拾いの校庭、みんなが意地悪をする中で、そっと何もなかったかのように接してくれた友達。

そうして、おばあちゃんが飲ませてくれたドクダミ茶。

 

有難いことに、一番の特効薬の「時の経過」が私のところにも効き目を現し、

今では決して、嘘でもキレイとは言えないながら

いつの間にか一人前に撫でられる皮膚が「私の顔」になった。

赤ら顔だろうと、毛穴が大きかろうと、シミが進出しようと

私にとっては、あの頃の自分にすれば、自慢の「ヒフ」。

時々できるアレは、もはや「ニキビ」とは言えないらしい、「吹き出物」。

 

 

あの頃の私に、今の私から

有難うの思い出を詰め込んで

あの頃の私から、今の私に

大丈夫の期待を込めて

うん十年後のドクダミ茶作り。

 

 

 

 

 

 

 

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