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一生思春期。

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ちゃんと。 15:32

 

 

図るのは好き。測るのは嫌い。

お針子仕事は好きだけど、裁縫は苦手。

 

思い描いたゴールに向かって、レッツゴー。

はりきり跳び出したは良いけれど、いざ目の前に待ち受けるは無数のハードル。

嫌いな定規。嫌いなチャコペン。嫌いなミシン。

大嫌いな、精密がものを言う作業。

そういうものを、なんとか

好きな針と好きな糸と好きなアイロン、それから最終兵器の適当力で

なんとか、どうしてやり過ごす。

よしっと飛び越えられたハードルもあれば

何度も戻っては何度も倒し、ようやく飛び越えたハードルもあれば

倒したことに気づかないフリして、走り逃げたハードルもある。

 

やんなっちゃうよ。

「ちゃんとしたもの」っていうのは。

それでもやっぱり。

思い描いたゴールには「ちゃんと」向かって行きたい。

溜息ばかりでも。

子供みたいに泣きたくなっても。

思い描いたわくわくしたものを「ちゃんと」叶えたい。

「ちゃんとしたもの」は出来なくても

「ちゃんと」伝えたいんだ。

 

 

人生、時には

望んだものを手に入れる為には

望まない道も通らねばならない。んだな。

 

わたくしも大人になりましたよ。おほほ。

 

 

 

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芋裁判。 14:18

 

はい。

放置したのは私です。

はい。

芽を伸ばす嘆きの声を、耳に入れなかったのは私です。

はい。

食べられるものを食べられなくしたのは、全て私の責任です。

 

 

下された判決は有罪。

執行猶予4か月。

天の裁判長はおっしゃった。

 

その後悔を忘れるな。それが君への一番の罰。

芋っこ達には数か月の救いの道を与えよう。それは君へではない間違えるなよ。

 

ははー。仰せのとおりに。

 

 

土の中に埋めたのは、葬ったのではなく

救いの道を信じたからこそ。

お芋っこの永遠なる命を信じて。

そうして、4か月。

 

産めよ、増やせよ、地に満ちて。

そんな裁判長のお言葉通り、

優秀なる芋っこ達は見事に土の中から命を再生。

ありがたや、お芋っこ。

ありがたや、天なる裁判長。

ひれ伏してお礼を申し上げます。

 

 

まったく、自然界はすごい。

恩を仇で返す。その反対語は何だろう?

恥を誉で返す?

垂れた頭は胴上げで戻される?

 

こちらの後悔など知ってか知らずか

いやいや、知ったこっちゃないに違いはないんだろうけど。

植物の命の強いことなんの

それを操るお空の巧みなことなんの。

ちっぽけな私は

汗をぶったらし

爪の中にいっぱいに土を入れて

ただただ、救いの道を探るべく

ただただ、いもをほる。

 

 

 

 

 

 

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ドクダミ茶。 15:35

 

もう今となっては、「昔」と言っても誰も否定しない歳になってしまったけど。

 

私のアレに悩まされた時代は長かった。

小学生の、まだ誰もアレの恐ろしさを知らない頃から

私には悩みの種となり、それは私の十代を共に生きた。

 

初めはぷつり、ぷつり。

消えては生まれ消えては生まれ

いくつかは大きく肥大して

その内、消える速度よりも、生まれる速度の方が勝って

大げさではなく、事実、顔中を

もっと酷い時には首にまで。

 

私の酷いニキビ面は、私からもはや顔に皮膚があることを忘れさせた。

触るのは洗顔するとき。薬を塗るとき。吹き出す油を拭うとき。

ボツボツ、凸凹としたニキビの群生地が、私の「顔」だった。

 

勿論、他人がそれを見て黙ってることもなく、

ましてや誰もがツルツルの小学生の頃なんて、同級生にまじりそのPTAからも

随分と嫌な言葉を浴びせられた。

 

 

まったく、嫌な時代だった。

 

でも、今は不思議と、あの頃のことを思い出すのは苦しくない。

 

思い出すのは、

自分の遺伝のせいだと罪悪感にかられ

薬局を巡り、相談してはあれやこれやと試してくれた母の気持ち。

時間と交通費をかけて病院に通ってくれた家族の姿。

ゴミ拾いの校庭、みんなが意地悪をする中で、そっと何もなかったかのように接してくれた友達。

そうして、おばあちゃんが飲ませてくれたドクダミ茶。

 

有難いことに、一番の特効薬の「時の経過」が私のところにも効き目を現し、

今では決して、嘘でもキレイとは言えないながら

いつの間にか一人前に撫でられる皮膚が「私の顔」になった。

赤ら顔だろうと、毛穴が大きかろうと、シミが進出しようと

私にとっては、あの頃の自分にすれば、自慢の「ヒフ」。

時々できるアレは、もはや「ニキビ」とは言えないらしい、「吹き出物」。

 

 

あの頃の私に、今の私から

有難うの思い出を詰め込んで

あの頃の私から、今の私に

大丈夫の期待を込めて

うん十年後のドクダミ茶作り。

 

 

 

 

 

 

 

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丘の上のポピー。 17:54

 

辛いことがあったなら

いつでも、来ていいんだよ。

 

淋しさに押し潰されそうになったなら

いつでも、来ていいんだよ。

 

慰めといたわりに満ちたアナタは

そんな風に言ってくれたけど。

 

やっぱりアナタとは

笑って会いたいよ。

 

アナタに会いたいから

辛いことは

淋しい時には

ぐっと待つことが出来る。

すべてが過ぎ去って

アナタに会える日を、待つことが出来る。

 

アナタの群生して、風に揺れる姿に

また来年、

両手を広げて会いに行こう。

 

 

 

 

 

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のんとくそんとく 11:00

 

ご飯を炊いたり、畑にトマトを植えたり

窓を拭いたり、近所の草むしりに行ったり

お酒を飲んだり、キャッチボールをしたりして

毎日があっという間に過ぎていく。

我ながら、のんきなものです。

 

いつの間にかパソコンを開くことが

習慣から外れて

ネットで調べたり買ったりすることが

億劫になってしまって。

だけど、それもいいものだ

なんて思うほど、確かなことに思えて。

 

 

中学生の時だったか、その頃都会の量販店を知った私は

新しく見る品に、地元よりも安い品にコーフンした。

買わずとも何時間だって見て歩けたし

安価という「得」は、まるで自慢話だった。

 

それだというのに、時々

祖母は近くの文房具屋さんに私を使いに出した。

100円のボールペン。

 

街に出れば、それ、60円で買えるよ。

言っても言っても祖母は聞かなかった。

近所付き合いだとかなんだとか。

寂れていく商店街の中、当時の私には納得がいかないまま

60円で買えるボールペンを100円で買いに行った。

祖母だけじゃない、父も母も、

便利と安価の私のコーフン話を無視することが度々あった。

それは田舎の商店街の中の暮らし故だと

私はなんとか自分を納得させた。

 

あの頃の大人たちの気持ちが、今なら頷ける。

勿論、今の私の生活は商店街の中でもないし、近所づきあいだって数える程だ。

それでも、挨拶をしあうようになれば、あそこで買いたいと思うもの。

この町が好きで

この町に助けられて

この町に守られている。

そんな気持ちは、

同じお金ならば、この町で使いたいと思うようになった。

同じキャベツなら

忙しなくイライラした空気の中で買うよりも

かわいいおばあちゃんの八百屋さんで買ったほうが

50円高くたって、50円以上の有難さが、美味しさが、気持ち良さがある。

そんな風に思うことが多くなった。

 

そりゃあ、スーパーの5%Offには負けてしまうけど‥

そうそうパン屋さんのパンばかり食べていられないけど‥

それでも、

好きな町で好きな人のところでお金を使いたいという思いは

面白いもので、自然と

少々高くともこの国のものを選んだり

少々高くとも好きな国のものを選んだり

裕福でもない私の消費活動に変化を起こした。

贅沢かな、とも思うけれど

この贅沢が、応援したい国に、応援したい町に、応援したい会社に、応援したい農家につながるならば

こんなに気持ちの良い贅沢はないな、

なんて思う。

安全だとか、環境にやさしいだとか、そういうものも勿論大事でそれが基準になることも随分あるけれど

一番は本当に気持ちの良い暮らしの為

手に入れる品がどういうものかよりも

手放すお金がどこに、どんな国に、人に、渡るのか

そういうことを、

好きな町で好きな暮らしをしていると

自然に考えられるようになってきた。

 

草むしりをしたりトマトを植えてみたり

お酒を飲んでみたりキャッチボールをしてみたり

のんきな暮らしは

沢山のものに、人に守られている。

ありがたいことです。

お礼を形にすべく

今日は、あのおじさん店の焼き鳥でビールといこう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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ただのノビル君 14:49

 

ただのサラリーマンじゃないんです。

ただの主婦じゃないんです。

ただのフリーターじゃないんです。

ただの作家じゃないんです。

ただのお母さんじゃないんです。

 

今までやってきたこと、乗り越えてきたこと、挑んできたこと‥

そりゃあ今の自分の大事な背景だけど。

背景なんだから、

あくまで背景なんだから、

そんなことは言葉にしなくたって伝わる。バレる。

 

 

世界中を旅した二人。

ひとりは自分が大きくなった気になって

ひとりは自分が小さなことがわかって。

 

「世界一周旅行をやってのけた。」

その事実よりも大事なのは、

その事実で何を学び、感じ、経験し、

そうして、どんな「今」があるのか。

そうして、そうして、その「今」

何を学んで、感じて、経験しようとしているのか。

 

 

ただの人間。

ただただそれでいいじゃないか。

ただの人間。

それでも、ただでは済まされない人生が絶対にあるんだから。

 

 

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さくらさく。こころころ。 23:59

 

なぜでしょう。

こんなに一年はあっという間だというのに。

なぜでしょう。

こんなに何度も見ているのに。

 

この花が咲けば

みんなが穴から出てくるんだ。

この花が咲けば

まだ寒くたって薄着になるんだ。

この花が咲けば

何かがようやく終わったような

何かがいよいよ始まるような

この花が咲けば。

 

 

この花が咲けば

出会いであろうが別れであろうが

 

両手を大きくね

振れそうな気になるのです。

 

 

 

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ピンクとキイロ 00:06

 

河津桜はすでに葉桜。

こんな日は畑。

たっぷりもらった馬の糞は、臭う。そりゃあ、そうだ。

中からは、これでもかと言わんばかりに肥えたミミズが這い回る。

それでも、こんな日には全部が鼻歌に変わる。

畑のシンガーソングライターは、ごきげんで畑を耕し芋を植える。

土もミミズもジャガイモも、きっとそう、人間にだって新しい物語が始まる。

 

 

水仙が小さな太陽。

こんな日は公園。

まだまだ風は冷たいというのに、こちらは上着にすっぽり包まれているというのに

植物には遅れることなく春が来る。

寒がりの散歩者はいつでも自然の背中を追いかける。

離れないように、置いてきぼりになりませんように。

 

 

夏みかんにお砂糖の雪つもる。

こんな日はお勝手。

昼間から暖房をつければなんだか申し訳ない彼岸過ぎも

マーマレード作りを口実に灯すガスなら許される。

言い訳がましい女将さんはのんびりのんびり時間を受け入れる。

美味しいジャムのために、美味しい明日のために。

 

 

ずっとずっと耐え忍んできたものが、この時ぞばかりに弾け出す。

にもかかわらず、そこには偉そうな気持ちなんて微塵もなく自負もなく。

ただただ輝かしく。

 

 

自分に正しく生きたい。自分にとって正しいことを貫きたい。

だけど、時に、そこを主張するばかりではいけない。

一時はそこに蓋をする、保留にすることも必要だと学んだ冬。

それが、人と共に生きること。

 

私の春はまだ花開きそうもないけれど、

そう、自然の姿を追いかけて

いつか辿り着ければ、いいな。

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恐れ入ります。 16:28

 

その前の晩

テレビでは、ジビエ料理をやってて。

料理方なんかより、目を見開いて耳穴かっぽじって知ったのは

イノシシの怒り狂った呻き声とシカの恐怖に耐ええぬ叫び声。

そして、真向からそれらを認め、矛盾を肯定し、互いの命を尊ぶ、ハンターの姿。

 

画面を前に止まらない涙は、優しくなんてない強くなんてない

ただただ弱っちい自分の証。

 

 

だから、翌日

台所いっぱいの鹿肉に胸がつまったのは尚更のこと。

 

「肉」を食べるということがどんなことなのか。

他の者を殺して食べるということが、どれほどの重みあることなのか。

フィリピンの小さな島で、向き合った自信は所詮は「ただ、逃げずに見つめた」程度で、

そんなことでわかった気になっていたのが恥ずかしい。

 

今、目の前に広がる鹿は、もう死んでいるんだ。

これは単なる肉の塊なんだ。

 

言い聞かせる自分とは裏腹に、昨夜のシカの目が声が強く蘇る。

だけども同時に、あのハンターの深くて強い言葉が背中をさする、押す。

 

決して無駄にはしてはいけない。

泣きながらでもいい。

それでも、切るんだ。作るんだ。食べるんだ。

自分は弱いだとかなんだとか、立ち止まってる場合じゃない、ここまできたら

目の前の肉となった命には、食べることしかできないんだ。

 

あの日から約二週間。

 

昭和30年代中頃の高級志向の雰囲気と

やけに綺麗な日本語になかなか感じるものがあって、貰ってきた料理本。

面白おかしく眺めていれば

魚のおろし方と同じく鶏のしめ方が載っていた。

「野兎やすずめでも、美味しく召し上がれます。」なんて文章もあって

正直、ギョッとする。

でも、これがきっと本当の料理ってことなんだろう。

昔はみんな、当たり前に今の魚と同じように肉にも手と目をかけていたんだろう。

 

やっぱり。

弱くなったもんだ。

 

食べて、生きる。はシンプルでも

他の命を、自分の命の犠牲にする。は決して簡単なことじゃない。

考えるほどに矛盾はいくらでも湧いてくる。

だけど、その矛盾を堂々と胸張って見せられるだけでも

強い人間なのだと思う。

 

 

大根だったら、ただただ「ありがとう。」だけで食べられるのに。

とも思うけど‥

そういう気持ちこそ何かから逃げている気がする。

 

 

 

 

 

 

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春は、今日に。 19:18

 

窓を開けた途端に、ぬるい風。

「まだ、一月なのに気持ち悪ーい。」なんて。

思ってもない言葉をにやにやしながら、空に叫んで。

 

みかんを二つ、飲み込むように食べたなら、さぁ!

いざ、春を迎えに行こうじゃないか。

 

 

今日は貯金日和。

日光と、カルシウムと、陽気な私の貯金日和。

 

早く、早く。

日が暮れない内に、出来るだけ沢山の春を吸い込め。

 

 

生まれたて

小春日和の満月

青空は思っていたより近いみたい。

 

 

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